諦めないことが功を奏したオーディション
地元のPRアニメが長期的に制作されることになったので、
声優が募集されることになりました。
東京で声優活動を夢見ていたのですが、まずは腕試しにと考えてオーディションを受けることになります。
声優としての能力を測る試験では、私の他に一人の女性が参加していました。
彼女と私は年齢も声の質も似通っていたので、審査員の方々は悩みあぐねていたように思います。
オーディションで出された課題は、地元の観光名所を女子高生風のキャラクターとして 演じるというものでした。
それなりに歴史や観光資源の勉強をしていたつもりですが、いくつか読めない漢字がありました。
一方の参加者の女性は、感情を込めながら台詞の言い間違いもありません。
オーディションの翌日、一本の電話がかかってきました。アニメの声優が私に決まったとのことです。
その結果を受けて良かったと思うことがあります。
オーディション終了後に、負けを認めて声優希望を辞退しなかったことです。
精神的に落ち込んでいましたが、最後まであきらめないで待ち続けて良かったです。
